高齢者とiPadやTwitter

ソーシャルメディア・ネット上の「つながり」といったものが話題になることが本当に多い。私が普段触れているのが、WEB業界中心の情報だからか、映画が話題になったからか・・。
そんな中で「高齢者の孤立を、ソーシャルメディアを利用してなくしていこう。高齢者にiPadを、Twitterを、Facebookを」という話をみかけることも増えた。
でもそれって違うと、個人的には思う。
端末が使えないとかいう能力の問題ではなく、いっしょに楽しめる人がいないという環境の問題でもなく。

「高齢者」の話をしはじめた途端、なぜかみんな「何歳以上」というくくりで話しはじめることが多い気がするが、人が年取って「高齢者」という人種になっていくわけではない。
私は今43歳で、たぶんそういう分け方をすれば「中年」だが、昔「40代」に対して自分が思っていたほど、自ら「中年」と自覚しているわけではない。
ああなんか体力なくなってきたなとか、忘れっぽくなった!とか、昔の自分と比較した結果として「自分は昔より年をとってきている」と認識する。それを名前で呼ぶなら「中年」だろうと、それだけだ。

高齢者もみんな、それぞれの人生を歩んできて今、その年になっているだけで、それぞれに性格や向き不向き、得手不得手がある一人ずつの人間だ。
30代、40代だって、ソーシャルメディアに懐疑的で用心深い人は、実にたくさんいる。
高齢者も若年者も、ソーシャルメディアに救われるのは、結局それが向いてる人だけだ。

インターネットを、誰もが暮らしに困らないインフラとしてもっと活用していこうというのは素敵なことだけど、それと、本人たちのソーシャルメディアへの参加で横のつながりを増やすことを働きかけよう、というのは話が違うと思う。

「そんなことはない、うちのおばあちゃんにiPad薦めたら、とっても喜んで使ってますよ」という人は、結構いそうだ。
でもおばあちゃんが喜んだのは、iPadの使いやすさじゃなく、「iPadだったら使いやすいだろうと、自分のことを考えてこうして実際薦めてくれたあなた自身に」じゃないだろうか。
その「あなた」がボランティアさんとかだったら、それはソーシャルメディアっぽい気もするが。

東京へ旅行~国立→帰

ライブが終わった後、一応ね・・と思ってジロキチの前を通ってみたけど、やっぱりはじめて過ぎて、怖くて覗くこともできず。

翌朝は、9時ころホテルを出て、国立へ向かった。
東京は珍しくみぞれ模様で、雪になったら戻ってこれなくなるかも?と不安もあったが、まあ、めったにない機会だし。
はじめて、三鷹より西へ。窓からの風景がなんとなく、地方都市っぽくなってきた気がした。

img_0699国立駅は、改装中らしかった。いろんなところにシートがはってある。
その中で、1階の広い箇所の一角に、「一路、青森」的ブースが!すごい。力入ってる!
青森県の立体模型には、各地の名産や名所が記され、大間の海にはマグロが貼ってある。正解。
観察したところ、15分くらいの間に2組の子供たちがかけよってきて、「青森の海には、サカナがいるぅ~!」と絶叫したりしてたので、評判はよいみたい(^^)

なぜ国立かというと、それはもちろん、モアリズムの本拠地?だから。それ以外には何もない。
クニタチファンキーフェスティバルとか、ナカムラ日記とか、「クニタチ★ファンキー」とかで出てくるいろんな場所がどんなところなのか、見てみたかっただけだ。

国立ロータリーに実際立って景色を眺める。iPhoneのマップと合わせながら、今把握できてる全部を歩いてみようと思った。
旭通り、大学通り、富士見通り。
まずコンビニで、傘を買って、旭通りへ。入口から、「国立だいすき」という小学生の直筆標語が。国立だいすきなんだ。いいね。
歩いて行くと、その直筆標語がずうぅっと続いている。
「一期一会」「十人十色」「無我夢中」・・・なんか楽しい。
あとで調べたら、国立の小学生の書き初めだそうだ。素敵です。

それから枝分かれした道を横切ったら、なにやらきれいな通りへ出た。大学通りだ。
大学通り!・・・地球屋と、KINOKUNIYAへ行かないと。

img_0706KINOKUNIYAでは、産地をきっちり明記した素敵な果物や新鮮な食材が、整然と売られていた。
青森りんご・サンふじも、こうやって陳列されていると、より立派にみえる。うれしい。
それから、青森駅近くに最近できた「A-FACTORY」産のアップルサイダーが、名前つきで売られていた。頑張ってる、青森!
でも、青森県産の鱒が、2切れ780円ってちょっとすごいと思った。鱒って、養殖の?トラウトサーモン?
パンやさんのパンが美味しそうだったので買いたかったけど、食べるあてが今ないのであきらめる。

それからひっそりと、地球屋へ。
地球屋は、確かに階段を降りたところにあった。
こんな朝に、明らかに用もないのにうろうろしてると不審だけど、フライヤーとか持って帰るならOKなんじゃないかと自分で納得させつつ、記念に写真まで撮った。いつか、用事があるときに来る!
隣の美容院がすいてたので、髪切ろうかと一瞬思ったけど、これもあきらめる(旅行って、時間がない)。

てくてく歩いて寄り道しながら駅方向へ戻り、うろうろしたあと富士見通り商店街方向へ。
富士見通りは、残念ながら悪天候でどんよりしていた。
国立の公民館などで、地域活動の様子などを見物したり、本屋さんをめぐったり。
古本屋さんも含めて、ここは本屋さんがいっぱいあると思った。
幼稚園や小学校受験の本とかも充実してて、さすがだ。青森ないもん。
「今のお話の、あらすじをはなしてみよう」みたいな問題とか、大人だって難しそうだよ。

img_0709その後、Twitterで情報をいただいたので、SQUALLカフェに行ってみる。アジアっぽいメニューで美味しそう。
ナシゴレンとか特にとても食べたかったんだけど、時間的にまだちょっと自信がなかったので我慢。
悩んだ末、ベリー系がいっぱい入ってるアイスクリームを頼む。プチ贅沢だ・・
モアリズムのフライヤーをもらって、外へ。

ブランコ通りを横切って、うわさに聞いたことのあるロージナ茶房にも行ってみたかったのだが、何せ、胃に自信のない今日この頃なので、外を通るだけにした。

あと、これもクニタチファンキーフェスティバルさんからのTwitter情報に基づいて(いい時代)、
いよいよご飯食べようかなという時間に、Yume Time Cafe にいってみた。
「すた丼の店の2階」といただいた情報で、十分わかりやすい。
おすすめは、クマ型のごはんで出来たキーマカレー=クーマカレーだそうだ。
カワイイことはわかってたんだけど、食べきる自信がなかったので、普通にキーマカレー&ご飯少なめをオーダー。
家にもひき肉カレー作っておいてきたし、昨日はマンダラ2でキーマカレー食べて、今日はここのキーマカレー・・
「食べ比べてください」といってくれたCくんを思い出しながら、いただきました。

お隣の席に、新鮮な雰囲気のカップルが、まさにクーマカレーと「おえかきクマラテ」を注文。
ちょっとだけ横目で覗かせてもらうと、やっぱりカワイイ。
しかし私が頼まなくてよかったとも思ったり(だってカワイイから)。
あと、お隣さんと席が近くて空間的間仕切りもないので、会話や空気は筒抜けだね。それが気になるような人は来ないだろうけど。

優しい雰囲気のお店を出て、そろそろ国立ともお別れだ。
ホントは「北口商店街」もいってみたかったけど、工事中でなんかよくわからないので、やめて、一路東京駅へ。
途中、さすがに疲れてたみたいで、寝る。

東京駅で、Suicaペンギングッズとか、「ここでしか買えない!」って言われたマカロンとかお土産を買って、東北新幹線に乗った。
帰りの新幹線には電源がなかった。けど、帰りだからそんなに困らない。
伊坂幸太郎の「オーデュポンの祈り」を読みながら、あっという間に着いた。
乗り換えないと、「だんだん帰ってる」という感覚がない。前だと「特急に乗り換える」ことで、ああ、東北だという気がしたのだが、これはほんとに、ドアtoドアで不思議な感覚。

新青森駅について、家まで歩いて15分。
誰も降りてこない南口に出ると、さっきまで東京駅であれほど人がいたのに、これほど人がいないことにものすごく淋しさを覚えた。
・・・次はせめて、みんなといっしょに中央口回って帰ろうと思う。

一泊二日のわりに、長い旅行の記録、おしまい。


東京へ旅行~吉祥寺で知久さんライブ

高円寺で姉と別れたあと、吉祥寺へ向かう。
(また長い記録です)

今回のそもそもの目的は、吉祥寺・マンダラ2である知久寿焼さんのライブ。この日はお誕生日だそうで、「きっといいライブになりますよ!」と、お友達Rさんに誘っていただけたことにある。
吉祥寺の駅中は、前に来た時は確か大改装工事中という感じだった。今回、ゆっくり見られなかったのはちょっと残念だ。

まだ時間が早かったので、マンダラ2の近くに行ってから、裏(表?)にあるマクドナルドに入る。
トイレにいったりとか、ライブ前の準備的に入ったのだけど、ちょっとなんていうか、汚れが目立ったり、すべてがタバコくさかったりして、哀しい気持ちになるマクドナルドだった。
最近は、ファーストフードも行きとどいているところが多いので、多少驚き。そういういとまがないのかもだけど、やっぱり掃除しようよ。

気を取り直して、マンダラ2に向かう。ほどなくして、Rさん発見(^^)/
普段からTwitterとかで目にしてるRさんちの「友人Cくん」の正体にびっくり!そっか・・、リラックマだったんだ~(違うけど
Rさんの、「森のモノたち」で出来たアクセサリーが可愛かったり。
お母様が青森の方だというCくんに「青森は、正直見どころがないですよね」と言われて、ヒザを打ったり。してるうちに、会場。

ライブが始まるまで、席についてからもかなり間があった。がそのおかげで、前のライブでも見かけたことがあった方に声をかけるチャンスを得た。
「お誕生日ライブ」に備えて、カードや心の準備をしている様子に愛を感じる。

うわさに聞いてた知久さんの特製ギターは、普通のギターよりも2まわりくらい小さい感じだった。
ギターの細くなってる部分がほとんどなく、ぽてっとした形で、ネックも短い。
知久さんはそれを楽々と抱えて、歌い出す。
独特の節回しや声は、もちろん一般的に「たま」でみせた「個性」として伝わってるけど、この豊かな声量と奥行きのある質感は、ライブじゃないと伝わらないと思う。
ギターの弦を打ったときの雑音まで味方につけて、あっというまに、ギターと知久さんと不思議な鳴らし物で出来た、ひとりの世界がそこに生まれる。

ライブ後半「らんちう」は、一番低い弦だけべろべろにゆるめて始まった。
それは、まるでバチで力いっぱい叩いている琵琶みたいな、あるいは革をゆるゆるに張って手のひらで押さえながら打楽器鳴らしてるみたいな、衝撃と振動のある音色。
知久さんはとても楽しそうだった。
途中の語り部分は宇宙人と化す。延々終わらない。ずっとおとなし~いお客さんたちからも、だんだん笑いがこぼれてくるのが可笑しい。

ラストの方では、ゲストが登場。ネットではしばしば目にする、サードクラスというバンドの方々が。
私は、どういう人たちなのか予備知識ゼロだったんだけど、リコーダーをそれぞれ吹きながら、とても穏やかにニコヤカに、知久さんの両隣でコーラスを入れる彼女たちは、絶対どこか不思議な人に違いないという佇まいだった。
そして、かわいい・・

最後、「ひとだま音頭」では、不思議な女子2人に加えて、サードクラスのボーカル・はかまださんという方登場。
この人たちで成り立ってるバンドって、なんか凄そう。彼は、あまりにも普通ないでたちが、何故かかえっておかしい。
のちにみた新譜パンフレットにも「妙な踊り」というキーワードがあったので、あれがデフォルトなのか。

ライブ後、お隣のMさんと、後ろにいらした方々のお話に耳を傾けたり、Cくんおススメのキーマカレーを食べたりして、しばらく余韻を楽しんでから、RさんとCくんの後を追いつつ、会場の外→高円寺へ戻った。

今回は、全体として緊張・感慨というより、ここにきて過ごしてる音や時間自体を楽しめた。
そして、「冬」なのもよかったのかもと思った。
東京、夏はやっぱり、暑すぎるから。

東京へ旅行~高円寺編

2011年2月10日・11日の1泊で、東京に行ってきた。
今回のメインは、10日夜の吉祥寺・マンダラ2、知久寿焼さんのライブ。
これを核として、1日目と2日目それぞれを組み立てて、いざ決行。今回はちなみに、娘はお留守番。私ひとりです。

新青森発、朝7時半くらいの新幹線に乗り、一路、東京へ。
新青森駅まで歩いて15分程度のウチなので、めちゃくちゃ便利になったことを実感。不便になった方々すみません。
切符は、メッツ高円寺の宿泊コミの新幹線券つきのやつ。近年の東京行はほぼコレなので、駅が変わってもちゃんとあってよかった。
新幹線の中で驚いたのは、窓際席だと電源があったことだ!
iPhoneでさんざん調べものしながらでも、不安なく過ごせるのはとってもありがたかった。帰りは違う車両だったので、次回からは要確認。

東京駅について、まっすぐ高円寺へ。
前回は、埼玉に住む姉と吉祥寺や西荻窪をお散歩したのだけど、今回は、いつも泊まるだけに終わっていた高円寺を攻めようと計画していた。
目指すは、高円寺pal商店街ルック商店街あたり。

姉と待ち合わせてから、でも先に、ちょっといってみたかった「座・高円寺」へ向かってみた。
「座・高円寺」は、入ると、壁img_06961や床にいっぱい広がっている、丸い白い光の円が、なにやら不思議空間で入るだけでちょっと気持ちが変わる建物だった。
黒い壁に、大きならせん状のような階段と、壁沿いの白い円が続く。
建物自体がアートっぽいのに、2回のカフェへあがると、ちっちゃいコたちが「わーいっ(^^)」という感じで走り回っていて、その混在ぶりが楽しかった。
ランチのカキのグラタンが品切れで残念だったけど、パスタは美味しかった。
出てくるの遅かったけど、とても。あと、お店の人たちが結構いっぱいいっぱいな表情で走っていて、ちょっと好感が持てたw


壁沿いには、さまざまな絵本が並んでいるので、それを見ながらカフェの階を降りていった。
地下まで降りると、ブリキ的なもので出来たおもちゃの展示会が。
見物人は私たちだけだったぽいので、手回しのしかけおもちゃをくるくるしては、おもちゃの雪だるまの手が上下したりするのを眺めつつ、姉といろんな話をする。
高円寺には何度かきていて、「阿波おどり」が定番なのを私は知っていたが、姉は知らなかった。意外と知られていないのかも?

それから、今度は高円寺駅南口側へ通り抜けて、商店街方向へ。
商店街は、長い。そして、古いの・新しいの、人も物も雑多に存在していて、ざわざわしていた。
だけど、ときどきやっぱりしまってる店も目立ってる個所があったかもしれない。どこも同じ。

だらだらと、おしゃべりしながら商店街を歩く。ネットでみた古着屋さんなんかがたくさんあるが、なんせおばちゃん2人、古着を物色するパワーはない。
でも見ているだけで楽しかった。
古着屋といっても、日本の、アメリカの、アジアのと、いろんなコンセプトで店構えから違う。
私たちからすれば懐かしいような色合いやつくりのニット製品も多かった。

あと、姉が入ったことないといったので、ヴィレッジヴァンガードに入った。
2回まできっちり見物して歩くと、結構ネタがあるものでやっぱり話題の尽きないところです。
姉とは9歳離れているけど、彼女が残した本が起点となって私の読書歴などがはじまっているわけなので、意外と共通項は多かった。

商店街で、ひとつの目安にしていたのが、蜻蛉玉ばぶるす
私は以前ビーズアクセサリーをたくさん作っていた時期があって、蜻蛉玉に本格移行しようか考えていたときもあったくらい、見るのがすきだった。
ばぶるすの棚には、ひとつひとつが小宇宙のような作りこんだ蜻蛉玉がたくさん。
制作者によってすべてが異なる、文字通りの凝縮された小宇宙だ。
しかし金属アレルギーのある我々はいまいち手は出ず・・ひそかな感動をお土産にお店を後に。今度は体験もしたい。

ぐるっと歩いて、最終地点は駅のそばにあって、名前忘れたけど、すごい賞をとりました!と大きく書いてあるケーキやさん的なところ。
あんまり賞を主張してるので、逆にちょっと「ほんと?」とか思っていたが、
いただいたケーキは濃厚でとても美味しく、そしてコーヒーは油断していたのにとっても美味しかった。失礼しました。

姉と、向かい合わせのホームで手を振りあってお別れ。
今回も、街に包まれて、たくさんのおしゃべりが自然に流れ出すみたいにして過ごせた。

次は、吉祥寺編@知久さんのライブへ。

ウェブ会議in青森に行ってきた

AUGAの5階青森市男女共同参画プラザで行われた、「ウェブ会議in青森」に行ってきた。
会議と名前がついているけれど、一般的にいう会議じゃなくて、Web業界のセミナー講演だ。

テーマは、「情報アーキテクチャ(IA)で実現する ウェブサイト最適化」。
※ウィキペディアによると、「情報アーキテクチャ」とは、
情報アーキテクチャInformation Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。」とのこと。

全体として、Webサイトをよくしていくために情報を整理し、いろんな角度からその成果を検証し、手を加えてもっとよくしていく、そのへんを考えましょうということを、3人の講師の方々がそれぞれの活動実績に基づいた実践的なお話をしてくださるという、盛りだくさんな時間となった。

セッション1は森川眞行さん。
森川さんといえば私が初めてインターネットスゴイと思った頃には、Fireworksを使った画像系サイトをやってらした方で、そんな方と、10数年経って懇親会でお向かいに座るなんて思ってもみなかった。インターネットやっぱりスゴイ。
お話では、サイト内の情報整理やメニュー構成を根拠を持って決定・修正していく手段や経過を、実際にユーザーテストをやっている状況を写真で紹介したり、美大の学生さんたちが実践している過程をみせていただいたり。

デザイナーがどこをがんばったかとは関係なく、青字に下線がひいてあるところをユーザーは探す。
カッコいいデザインのサイトでも、どこをどうすればいいかわからないというケースが存在する。などなど、そうかもと思ってた、またはウワサを聞いてたが、やっぱり・・

いろいろ、自分のケースを思い起こしながら聞いた。
私がかつてなぜかいっしょにWebの仕事をした、「Webのことはよくわからない」と豪語(?)する人(しかも諸々の決定権あり)がインターフェースやメニュー構成を決めるミーティングで、
「自分は素人だ。だから、素人がどう作られていたらわかりやすいかが、よくわかっている。」といってたが、
それは今思ってもやはり大間違いで、普通のユーザーは「どうだったらわかりやすいか」はわからないのだ。

「どうだったらわかりやすいか」は、もろもろを材料や根拠を集めて設計して組み上げるこちらの仕事。
ユーザーにはテストをしてもらい、制作や修正の根拠になってもらうのが正しかったのだ、だから失敗して当たり前だよねーと、いまさらながら思った。

決定権を持つ人が「実質的には、単にユーザー」っていう事態は、結構あるんじゃないだろうか。それで失敗している制作やリニューアルも。制作する人自身がそのことを把握して、うまく誘導していければそんな職場の未来にも希望あるかも。

セッション2は、坂本貴史さん。

一番印象的だったのは、やっぱり青森市のサイトにNotFoundのページがなかったことだ。どきどきした。でも県庁にあってよかった。
いろんな自治体サイトの構成を、着目点をいくつかあげて比較されていて、それは常々利用者としての自分が感じていることでもあった。
どうしても、作る側になってしまうと、その常々すら置き忘れてしまうことはありそう。
つい、お客さんが気にいってくれるようにと、考えてしまうから?そればかりでもなさそう。やはり作る方に注力してしまうからかな。

それから、紹介していただいた自治体には「人生の出来事」という入口があるところが多かったのが興味深かった。

それをみて思い出したのだが、「コレって”市”の話か”県”の話か、なんか公共的な雰囲気なんだけど情報どこにあるんだろう?”みたいになることが時々あって・・これも、何か違う入口の作りよう、あるのかも?

あと最近、現場に立ったことのない人には全く情報入るチャンスがなく、突然現場に立って何も知らないことに愕然とする「介護」及び「介護保険」コンテンツは、もはや全国的な総合サイトがあってもいいんじゃないか、とか。
(・・いや、あるのか?国に?あとで見てみよう)

こうやってサイトの構成に着目して比較してみる機会はないので、みていていろんなことが想起されて面白かった。

また、自治体サイト・企業サイト共に「新着情報」をトップページに載せるのはもう意味がない、というお話もあって、確かにそうかなとも、思う。お客さんは自分がほしい情報を求めてくるのであって、サイトからの情報の押し付けはいらないから。

しかし、「新着情報」が唯一、手間とお金をかけずに更新できてサイトが動いてる「っぽくみえる」個所でもあったりするわけで・・
いやいや、ようは利用者は「・・ぽくみえる」ではごまかされない/「・・ぽくみせる」のではなくちゃんとした情報掲載をするのが必要、ってことなんだろう。

セッション3は、清水誠さん。

この方は、楽天のアクセス解析・最適化推進リーダー、とのことで、制作としても利用者としてもいつもお世話になっているあの楽天の方だ。(しかしブログを拝読するに近々退職なさるということなのだけど、そこに至るプロセスもしっかり図解されていて、論理的ってかっこイイ!とますます尊敬)
内容は、楽天のトップページやショップページについて、どういう手段を使ってアクセスの解析・測定・分析・改善を行っているかという、具体的なお話。

清水さんは、「~のように測定しました」「~と分析して、根拠が得られたので、このように改善しました」というように、ひとつひとつを物静かなたたずまいで、極々さりげなくおっしゃる。

それをこちらは、ふむふむと聞きながらときどき「え?」とか「ああ!」とかココロの中で言いながら、費やされたであろう作業量を思いやったり、導き出された結論に驚いたり、提示された図解に見入ったりの連続だった。

紹介してくださった無料サービスがたくさんあって、それの使い方も丁寧にご紹介いただいた。私自身もそうだけど、これならお客さんにも「アクセス解析で何がどうみえるのか」をわかってくれそうと思えるものもあった。

今まで、楽天の方というと営業的なお話という感じだったが、あのサイトの中には大勢の、後ろで働くヒトたちがいて、日々アクセスアップ・購入率アップのためにデータ取得・検証・再構築を繰り返しているのだと実感することができたのが収穫だった。

懇親会では、ウェブ会議は市民活動 という熱いお話を伺った。
「ウェブ会議が何かしてくれるわけじゃないんだ。ウェブ会議を使って何かしてもいいんだ」という言葉が残った。

他の地域のことは疎いけど、青森は、その業界規模のわりには、セミナーやミーティング的なシーンが多い地域なのではと思う。
が、開催されたセミナーやミーティングを、ひとときの盛り上がりではなく消化できているか、といえば、???

思うに市民活動 というのは、参加者の自問自答とその解ですべて成り立っていくもの。
ウェブという業界について自問自答して、何か解が出てくるのかどうかは、もっとよく考えてみないと、わからない。
わからないから、もっとよく考えてみる。

自問自答は逃げずにやれば大変なことだが、
たぶんみんなひそかに感じている、Web業界この先どうなっていくんだろう・それに対して自分はどうしていけばいいんだろうというような不安感を解消していく道のりとして、必要なことだと思うから。

ということで、セミナー本編・懇親会通して、普段みていることがよりクリアになっていくような成果を感じる時間になった。
ありがとうございました。


青森演鑑例会「家族の写真」

お世話になっている演鑑さんの例会に、はじめて行ってみた。
演目(ていうのかな)は、「家族の写真」俳優座劇場プロデュース公演、だそうだ。

私はこれまで演劇は、なぜか縁はあるけど、のめり込んだり見続けたりしたことはない。
どちらかというと「知り合いが出てるから」という感じで観に行くことが多かった(結果として面白ければうれしい)。
だからだと思うけど、わりと実験的?というか・・・ストーリーのはっきりしたわかりやすいお話はあんまり巡り合ってきてない気がする。

という観劇経験の中、今回のは、登場人物の気持ちが伝わってきやすい、わかりやすい物語だった。

舞台はロシア。足が悪くてもう立つのが難しいお母さんと、タイミングを逃して未婚の45歳の娘との二人暮らし。
「死が近いので願いを叶えてほしい」と訴えるお母さんの気持ちに応えて、45歳の娘は、期待に応えるシチュエーションづくりに、うそや偶然を駆使して努力する、というような、そういうお話。

基本的にコメディーで、笑う場面がいっぱいあった。
偶然の婚約者「イーゴリー」なんて、古めかしいロシアの小説でみたような名前だけど陽気で優しい人で。
最初は、お母さんの弱々しさが少し深刻そうだったのが終盤徐々に元気になっていくので、思い出すと最初の深刻さがちょっとおかしくなる。

それぞれの他人が、お母さんが自分をすごく求めてくれる、信じてくれることがうれしくてうれしくて、そこに居付きたくなってしまう気持ちは、なんとなくわかった。
人に頼りにされたりアテにされたりすることで、ヒトは自分がいる意味を自然な形で確認できるし、そうされたことをお互いに返し合っているうちに、肉親だけでなく他人同士も、本当に愛になるんだろうな。
そのへんを相手に表現するのは、なかなか難しいことなんだけど・・

私が座っていたのは舞台のはじっこで、役者さんが劇中登場するときに、すぐそばのドアから入ってきて、最初は誰か場を考えない人が急に入ってきたかと思ってびっくりした。
2回目からは、そっかこのドアが外界からの入り口なんだと思って、楽しみに見た。
こういうのも、生の楽しいところなのかも。

次回は2月。楽しみです。


最近の様子

しばらくブログを書いてなかった間に、いろんなことが起きている。
義父母の体はいよいよ弱くなり、あっちへ短期入所、こっちへ入院。退院して両方戻り、しばらく落ち着き、また何か問題発生という感じ。
娘は模擬テストに大学名を記述して判定に一喜一憂する時期になった。

仕事は、おかげさまで何かと働かせてもらっている。
世の中はCMSがかなり普及しているようだけど、私のまわりはどちらかというと逆行気味というか、昔ながらに制作をまかせてもらうほうが多い。
ひとつの大きな原因は、社内に、そういう作業をする人材がないってこと。
また、「だからデキる人を入れたい」という発想よりは、じゃあそこは外に任せて違うことに注力したい、と望まれるケースが多いことも、原因だと思う。

青森の時間はゆったりと流れるというのは、自然の美しさなどを象徴する言葉だけではない。
実際、時間はゆったりと流れているのだ、たぶん。

だから私はお客様の代わりに、できるだけ新しい知識を仕入れ、現状のWEBサイトで最適と思われるページ作り、あと広告の設置や、メルマガのライティングなど、「こうしたらうまくいくんじゃないかな」と思われることを、やる。
売れたら、「よかったですね!」と喜ぶ。幸せである。(売れなかったら、「・・・・・」ということになるけど)

しばらくばたばた忙しく、新しい知識を仕入れるのを放置してると、今はあっ!という間に新しい技術や流行りものがどんどん出てきて大変だ。
最近、ちょっとしたきっかけもあったので、これからはもう少し、ちゃんと時間とっていろいろ仕入れたい。

あと、記事がひとつあったら、中にひとつくらいは、何かしら得るものがあるとうれしいと、最近ヒトのブログを読み漁っててわかってきたので、それも努力したい。

えーと、得るもの・・・。

サバの味噌煮には、お砂糖じゃなくてザラメを使った方が絶対ウマい。

新青森駅ラブ

といっているうちに、新青森駅が開業した。
この数カ月、朝や夕方、体のために散歩をしてて、その行き先として毎度、新青森駅まで往復してきた私にとって、これは一大事。

いっつも、だーれもいなかった新青森駅に、開業以来たくさんの人が毎日訪れている。

最初は、なんとなく自分のプライベートな場所に人がいっぱいいるようで(散歩してたときは誰もいなかったから)不思議な気分だったが、開業の日、大勢の人たちを眺めていたらだんだんうれしくなってきた。
毎日、こつこつと物を運び、組み立てたり並べたり、掘ったり塗ったり埋めたりしていた工事の人たちよ、おつかれさま。
おかげでその道を通って人たちはいそいそと歩き、ぴかぴかのモニュメントに子供が自分を映し、ベンチでサラリーマンがノートPCを開いているよ。

1階のお土産屋さんはびっくりした。外観からは想像できなかった奥の広さと品数の多さだ。
ほんとに青森県のおみやげは全部買えるんじゃないかしら。小さな市町村の特産品や手作り品までこまごまと網羅していて素晴らしい。
もちろん、八甲田のチーズケーキや、青い花のスイートポテト、八戸のサバ寿司など、そこそこ美味しいと知られたものもそろってる。

やっぱり問題は、維持だと思うなあ。
青森県は、津軽と南部と下北というように地域が分かれていて、地理的条件もあってなかなか交流はもちにくい。だからまあ、組織立って交流会みたいなのは有効だと思うけど、もっと、ごく普通にあっちのものをこっちで買うチャンスがころがってれば、もっと自然にわかりあえる気がする。

今、新青森駅に来ると、県内いろんなところの知らなかったものが売っているんだから、青森県内からなら青森市まで来やすいとか、新青森を経由すれば県内なら安く周遊できるとか、切符ないのかな。あったらいいな。
私は鉄道のコトは全くうといけど、最近はよく新青森駅のこと書いてる人のブログとかみてるので、ちょっと調べてみたい。
それに、「課題が山積み」とか「先行き不安」とか言うばかりじゃなく、何かしらちょっとでもプラスしたいので、散歩にいったら時々は、どこかのおみやげを買ったり、コーヒーを飲んだりしていこう。

てわけで、新青森駅に遊びに来てね。
西口駐車場が立体で大きいけど、南口側(旧道側)にもコイン駐車場あります。
1階のお菓子屋さん・ラグノオの横はカフェになっていて、焼きリンゴや、ごぼうを使ったサンドイッチなど、なかなか個性的なものが食べられます。


何処へ行く

いろんなところが、まちづくり・まちおこし的に頑張ってる。

私が最近、なんか楽しみなところ↓

モアリズムつながりでみつけた、
東京にしがわ大学
http://www.tokyo-nishigawa.net/about/

八戸でこつこつと進行中の
はっち
http://hacchi.jp/ha/index.html

弘前のharappaあるけど、基本に「アート」があるので、一般人としてみるにちょっと違う気がするかも?

で、「青森市」って、どうなんだろうなと思っているんですが、

青森市の新幹線ページ
(”活かすぞチャンス”って。このページ、市のサイトの一部になってるので、ここで全面に出すのは個人的には控えたい気が)
http://www.city.aomori.aomori.jp/shinkansen/shinkansen.html

以下は青森市ではないけど、補足として、

新幹線新青森駅開業対策事業実行委員会のページ
”一路青森”
http://www.shinkansen-aomori.net/index.html

これは青森ディスティネーション協会。観光連盟がやってるみたい?
”いくたびあたらしい青森”
http://www.aomoridc.com/

・・・

「青森市」の話って、ネット上ではとても見つけにくい。
(別な話かもだけど市役所のページはメニューが、部分的リニューアルとかのせいかすごくわかりにくい。迷子になる)
「ねぶた」はともかく、「りんご」、「八甲田」となると、青森市から出た地域・津軽地域とかのほうが、ずっと深いわけで。

普通に暮らしてる人たちは、それなりに、なんとなく青森市で暮らしていて、日常的にちょっと好きだと思ったり、思い出があったり、
ほっとする風景があったり、逆に誰もしてないつらい経験があったり・・魅力だってちゃんとあると思うんだけど。
そしてそういうのが他地域からみて、その地域の魅力になっている地域も、いっぱいあると思うんだけど。

青森市に関わるいろんなものは、「青森市」の魅力を伝えるものには、なれてない気がする。
なんだろう・・
中身もそうだけど、ここにこそ本当に、デザインの力が問われるのかもしれない。

このままだと「青森市」は、単に青森県の他地域への中継地になるだけで、「8月」以外には存在感のない、ますます淋しい街になりそうな予感がしてきた。

他地域から来て、20年あまりここに住んで、最初は苦しかったけど今は、それなりに好きだから、それはちょっとイヤだな。

ジャズフェスへ行こう

なんと2ヶ月ぶりくらいに書く。

この間に、いろんなことが変わったけど、まあなんとかやってます。

今週末は、はじめて仙台の定禅寺ジャズフェスティバルに行ってくる。
以前は、「ジャズ」というものに接点がなかったのだけど、娘の吹奏楽を通じて、まず金管が楽しく聴けるようになってきたこと、そしてビッグバンドなんかも気持ちいいなと感じるようになったことなどで、いよいよ、行ってみようかと。

しかし、ジャズフェスティバルといいつつ、ジャズっぽくないバンドも多数参加しているのはちょっと不思議だ。こういう催しは生き物のように、参加者や聴きたい人によって中身が変わっていく。最初はたぶん、もっとジャズっぽいメンツばかりだったのかも?と推測するけど、これはこれで、音楽世界としては、オッケーなんじゃないかな。

最近、よく聴いているモアリズム。こちらはすごくたくさんこのイベントに出ているみたいだ。
青森の安方ではじめて聴いたんだけど、会場で、通りすがりについCDを2枚買ったとき思わず握手してもらってしまい、呼びよせなかった娘がちょっとふくれてたんだよね・・、失敗した・・。
定禅寺はすごい人っぽいので、また今度の機会にチャレンジか。