文庫本
娘と二人で古本屋に行って、本を買い込んでくる機会が増えた。
うちには、大学時代に読んで文庫本棚にそのままになっている文庫本がたくさんある。整理したのもあったが、それでも捨てられなくてとっておいた本が、今、ときどき脚光を浴びている。よかった捨てなくて。
娘の感想を聞くと、難しくて無理かな?と思うと意外と読んだり、これなら大丈夫と与えたものが全然ダメだったりで面白い。
ちょっと文学的というか、余韻を残すような結びに慣れないみたいだ。「雨の音が聴こえてきた」みたいに、本編とは全然関係ないけど、主人公の心境とか、今後の示唆とか、そういう何気ない文章で〆られると、「え?なに?コレ?」って感じるみたいである。で、「あれはどういう意味?」と聞かれると、そのたびに、「それは、物語の本編は終わっているので、内容的に何かの意味があるわけじゃないんだけども、なんか、あったほうがいいような、さ・・」と、歯切れの悪い答え方をしている。
そういう彼女には、今のところやっぱり推理小説はぴったりだ。
本編が終わって、あー!そうだったのかー!みたいな、主人公とリンクした感動の中、最後に、大人の推理モノにありがちなように、それまでは単なる同志みたいな関係性だったものに、いつのまにか恋心が芽生えていました、みたいなのは、感情移入に無理がないらしい。そうだよね、事件が終わったからといって、コレでさよならは寂しいよね、って感じで。
彼女に触発されて、最近私も、また本を読むようになった。
それに伴って、今までパソコン専門書サイズで大丈夫だった本の収納場所が合わなくなってきて、昨夜、いろいろ整頓して場所を確保した。文庫本棚、復活。これで安心して買い込んでこれる。
昔に比べると、表紙がきれいになって読みやすくなったけど、値段はすごく高くなったなーと思うけど、古本屋という味方がいるもんね。