「しがみつかない生き方」
「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール という副題がついてる。テレビでよくみる精神科医・香山リカさんの本。
平凡で穏やかに暮らせるふつうの幸せを手に入れるには、どういうふうでいたらいいか、ということを10のルールにまとめた、裏表紙に頼ってまとめると、そんな感じの内容だ。中に、「勝間和代を目指さない」という章があって、これをTwitterで勝間さん自身が紹介してたのが、この本を読んだきっかけのひとつめ(ふたつめは友達が読んでたから)。
どの章でもそうだが、特に「勝間和代を目指さない」あたりを読んでて、自身のこととして浮かんでくるのは、売り上げを上げるために「変わりなさい」「変わるために頑張りなさい」「頑張るために変わりなさい」(?)と常に働きかけられた、某所でインストラクターをしていた時代だ。
これだけが理由じゃないけど諸々耐えきれなくなり、そこを辞めるときの面談で、面談相手が私をうるんだ大きな目で見つめため息をついたのを、私は忘れられない。
今思うに、中途半端に上層といったって、みんな私と同じか少し年下くらいの、ごくフツーにしあわせでいたい女性ばかり。あのときの目には、「私もそうしたい」と、書いてあったんじゃないかな。
他に、「恋愛」や、「自己PR」、「老・病・死」、「仕事」、「子供」など、それぞれに対してどう付き合ったらしあわせか、みたいな感じのことが書いてある。
若者だったころ、私がそんなようなことを悩んでいると、「あなた、自意識過剰だよ」と言われたことがあった(でもよく考えると、悩んでる人にその言い方ってなんかひどいな)。
悩むのは糧になることも多いし、悪くないけど、自分が追い込まれるほどに悩む意味があることって、実はそんなにないんだってことが、年を重ねるごとにだんだんわかってきて、それとともに自分はラクになっていく気がする。
それを、年を重ねる前からわかってたら、もうちょっと効率よかったんじゃ・・・とも思える。だから、どうも悩みがち・常に深刻な雰囲気を持ってるヒトなんかが、なにげなくこの本を読めたら、いいのかもしれない。
いまだ「Twitterであのヒトをフォローしたけど、されないと思ってたのにフォローされちゃったどうしよう」みたいな、どうしようもないしどうでもいいことを、悩んじゃったりするけど・・
そういう、どうしようもないことを悩む自分を遠目でちょっと楽しむような、そういうふうでいるっていうのが、結構しあわせっぽいのかも?